『水害時の避難所』開設
~ペット同行避難・ペット滞在スペースの実地検証
玉川小学校にて、上野毛まちづくりセンターの3名の職員の方、ペット防災せたがやネットワークのメンバー4名とで、ペット同行避難マニュアル(9月2日に上野毛地区会館で行われた避難所運営(図上)訓練で示されたもの)検証を行いました。
水害時の避難所については震災時とは異なります。
避難所開設・運営は区が責任を持ち、地域住民と共に運営することになっています。
地域本部(拠点隊)であるまちづくりセンターが中心となって運営します。
*世田谷区災害対策本部―玉川地域本部―上野毛拠点隊(まちづくりセンター)
①1日程度のお滞在を想定―配食なし
②マンホールトイレの設営は不要
③支援物資、ボランティアは来ない
④水害時は、豪雨が予想されるためペット滞在は屋内使用
■実施日 9月24日(木)10時~11時半
数日前には関東地方への台風12号の影響が懸念されており、もしかするとペット同行避難が現実になるかもしれない??という考えもよぎったくらいでしたが、台風の進路がそれ、当日は、雨もない曇り空でした。しかし、暴風雨の中での避難を想定して検証しました。
■実施内容
【風水害でのペット同行避難を想定】
・マニュアルの実地検証、避難場所模擬設営、ペット班のミッションボックスの確認と改善
・玉川小学校では、第2図工室、横の西校舎昇降口をペット滞在スペースとして使用する
1,防災倉庫の確認
防災倉庫を開け、ペット用、ブルーシート、ペット班のミッションボックス、運搬用具を確認しました。
滞在スペースまで、運びます。
2,西校舎昇降口 ペット滞在スペースの設置
安全な位置を考え用具を移動し、ブルーシートを敷きました。
高くなっている所は犬スペ-スと猫スペースの仕切り
中にコーンとバーが置いてみました。
暴風雨を想定し、校庭側の扉は閉め、ブルーシートでカバーする。
吸着フックをつけ、留めるなどの案が出てさらに検討することにしました。
9/24 実地検証では以下の内容を確認しました。
●犬と猫のスペースを分けることが大切、
●スペースの配分については、校庭側に猫スペ-ス、廊下側に犬スペース
●猫は飼い主は同伴せずケージを置く。扉を閉め、縦に重ねて管理。
●スペース配分は、猫1;犬2
●犬は飼い主1人のみ犬と同伴。
緊急避難の場合のケージの大きさ、種類も様々であり、ペットのトラブルや事故がないよ
う飼い主の責任のもとペットを管理するのが、人にとって
も ペットにとっても安全であると考えました。
*実地検証で出た内容を踏まえ、管理のルールをまとめ、本部との詳細ご相談が必要です。
3,ペット班のミッションボックスの確認と改善
誰が見てもわかりやすい流れにしていくよう、相談しました。
実地検証後、実際の受付から、避難、滞在、帰宅までの流れを確認しました。
ミッションボックスの中身はこの日の検証を踏まえて改善していきます。
上野毛まちづくりセンターのみなさまありがとうございました。
ペット防災せたがやネットワークでは、避難所設営のモデルケースとなり、
避難所開設マニュアルを作って、全ての避難所での土台作りを、上野毛まちづくりセンター、町会の方々、世田谷保健所、世田谷獣医師会と共に始めています。
ご質問、お問い合わせは、
ペット防災せたがやネットワーク事務局にメールでお寄せください。
petbousai@gmail.com
(斉郷 恵)
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