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2020年12月17日木曜日

【活動報告】11/29山野小学校避難所開設訓練 見学参加させていただきました!

 避難所開設訓練 ペット同行避難  

世田谷区山野小学校の避難所開設訓練で、ペット同行避難についても、検証されるということで、「ペット防災せたがやネットワーク」も、見学参加させていただきました。 

世田谷区では基本的にどの避難所もペット同行避難ができるとされています。しかし、ペットをどのように受け入れるのか、ルール作り、運営は各避難所運営組織が協議して行うことになり、実際の受け入れについては避難所により異なります。

 山野小学校は、震災時、水害時の避難所として指定されています。ペット同行避難についても、10年来継続してとりくまれています。

世田谷獣医師会では、各地区防災担当の先生が決まっていますが、これまでも山野小では獣医師会の先生がペット同行避難訓練を担当されています。


 20201129日(日)山野小学校避難所開設訓練】レポート

 新型コロナ感染予防のため、マスク着用はもちろんですが、受付時の検温もありました。

参加人数はしぼったそうですが、それでも多くの地域の方々が参加されていました。

山野小の校長先生、世田谷区からは、保健所、砧まちづくりセンター、防災担当の職員の方が参加されていました。

私たちは、世田谷獣医師会の支部長本間先生、防災委員長の田部先生に同行させていただき、風水害時のペットの避難スペースとされている昇降口に向かいました。

*風水害時、世田谷区ではすべての避難所で風雨がしのげる屋根のある場所にペットの避難スペースをつくるとされている。

風水害時ペットの避難スペースとされている昇降口

       新型コロナ対策のため、設営は一部に縮小して行われています。

 

・ブルーシートを敷き、ペットケージ棚を設置


ペットケージ棚の設置は地域の専門業者の方が協力してくださっているそうです。

日頃の地域のつながり、協力関係があるからこそできていることですね。

さらに、ペットの安全を考え、滑らないシート、ケージ間に仕切りを入れることなども検討されていました。

 

しかし、各避難所ごとに、場所も広さも違います。避難所に合った形態があると思いますが、それを見いだすには、机上だけでなく、実際に避難所設置をしてみることで課題も解決策も出てくるのだと感じました。



世田谷区ではケージは飼い主持参が原則です。

このように実際にケージを置いてみると、安全性、衛生面、ペットの管理をどのようにすればよいか、課題点が具体的になってきます。

写真ではよくわかりませんが、獣医師会の本間先生の愛犬のトイプードルがケージに入っています。

段階が進んでいけば実際にペットを連れてきて検証することも重要になりますね! 

ここでは、(風水害での一時避難長くても1日を想定しています。)

ペットは、飼い主が責任をもって見るのが、ペットが落ち着き安全に管理できるのではないか、
ゴミは飼い主が持ち帰りを徹底するなどの意見交換を行いました。

また、アレルギーの方への対応、人の動線と重ならないエリア分けを確認しました。


この日は、さらに、体育倉庫に行き震災時のペット避難場所について、検討が行われていました。

 

昨年の台風19号では、世田谷区でのペット同行避難の態勢が問われました。

山野小避難所運営本部長の原岡様から、

「山野小では10年くらいかけ少しずつ取り組みを進んできた。ここが世田谷区の中で特に進んでいるわけでなく、どこの避難所でも、その避難所のルールがあるというようにならなければいけない」というお話しをうかがいました。

 

山野小学校避難所開設訓練に参加させていただき、避難所のペットの受け入れルールを作ることが重要だと強く感じました。 

避難所の受け入れ枠は限られているため、
いざというときに、混乱により本当に避難が必要な人がペット同行できないために命をおとすことがないように、世田谷区全体で同様に、ルール作りをしていくことが大切です。


山野小学校避難所運営組織のみなさま、ありがとうございました。

■「山野小学校での避難生活のルール」世田谷区HP

https://www.city.setagaya.lg.jp/kinuta/006/008/d00187199.html

 

ペット防災せたがやネットワークでは地区ごと、避難所ごとのペット受け入れルールを作ろうと取り組んでいます。

今年度は上野毛地区を中心に、ペット受け入れのルールー作り、マニュアル作りを進めていますので、その様子は活動報告でお伝えしてまいります。


                             (斉郷 恵)


© 2020 ペット防災せたがやネットワーク All Rights Reserved.  

 当ブログ内の写真や文章の無断転載・使用はご遠慮ください。

 

2020年9月29日火曜日

【活動報告】9/24 玉川小学校にて「ペット同行避難」マニュアルの実地検証を行いました

 『水害時の避難所』開設 

~ペット同行避難・ペット滞在スペースの実地検証

玉川小学校にて、上野毛まちづくりセンターの3名の職員の方、ペット防災せたがやネットワークのメンバー4名とで、ペット同行避難マニュアル(9月2日に上野毛地区会館で行われた避難所運営(図上)訓練で示されたもの)検証を行いました。


水害時の避難所については震災時とは異なります。

避難所開設・運営はが責任を持ち、地域住民と共に運営することになっています。

地域本部(拠点隊)であるまちづくりセンターが中心となって運営します。

*世田谷区災害対策本部―玉川地域本部―上野毛拠点隊(まちづくりセンター)

①1日程度のお滞在を想定―配食なし
②マンホールトイレの設営は不要
③支援物資、ボランティアは来ない
④水害時は、豪雨が予想されるためペット滞在は屋内使用


■実施日 9月24日(木)10時~11時半

数日前には関東地方への台風12号の影響が懸念されており、もしかするとペット同行避難が現実になるかもしれない??という考えもよぎったくらいでしたが、台風の進路がそれ、当日は、雨もない曇り空でした。しかし、暴風雨の中での避難を想定して検証しました。

■実施内容

風水害でのペット同行避難を想定】

・マニュアルの実地検証、避難場所模擬設営、ペット班のミッションボックスの確認と改善

・玉川小学校では、第2図工室、横の西校舎昇降口をペット滞在スペースとして使用する

1,防災倉庫の確認

防災倉庫を開け、ペット用、ブルーシート、ペット班のミッションボックス、運搬用具を確認しました。




滞在スペースまで、運びます。


2,西校舎昇降口 ペット滞在スペースの設置
グランド側から見た西昇降口
用具が置かれている状態です。
安全な位置を考え用具を移動し、ブルーシートを敷きました。
高くなっている所は犬スペ-スと猫スペースの仕切り
中にコーンとバーが置いてみました。


暴風雨を想定し、校庭側の扉は閉め、ブルーシートでカバーする。
吸着フックをつけ、留めるなどの案が出てさらに検討することにしました。

9/24 実地検証では以下の内容を確認しました。

●犬と猫のスペースを分けることが大切、
●スペースの配分については、校庭側に猫スペ-ス、廊下側に犬スペース
●猫は飼い主は同伴せずケージを置く。扉を閉め、縦に重ねて管理。
●スペース配分は、猫1;犬2
●犬は飼い主1人のみ犬と同伴。
 緊急避難の場合のケージの大きさ、種類も様々であり、ペットのトラブルや事故がないよ
 う飼い主の責任のもとペットを管理するのが、人にとって
 も ペットにとっても安全であると考えました。
 *実地検証で出た内容を踏まえ、管理のルールをまとめ、本部との詳細ご相談が必要です。


3,ペット班のミッションボックスの確認と改善

 ミッションボックスの中身を一つ一つ確認し、
 誰が見てもわかりやすい流れにしていくよう、相談しました。




実地検証後、実際の受付から、避難、滞在、帰宅までの流れを確認しました。
ミッションボックスの中身はこの日の検証を踏まえて改善していきます。

上野毛まちづくりセンターのみなさまありがとうございました。

ペット防災せたがやネットワークでは、避難所設営のモデルケースとなり、
避難所開設マニュアルを作って、全ての避難所での土台作りを、上野毛まちづくりセンター、町会の方々、世田谷保健所、世田谷獣医師会と共に始めています。

ご質問、お問い合わせは、
ペット防災せたがやネットワーク事務局にメールでお寄せください。

petbousai@gmail.com



                             (斉郷 恵)








2020年9月22日火曜日

『ペットとわたしと防災』Ⅴ

 ット防災せたがやネットワークの立ち上げメンバーの私たちは、世田谷区を主に、獣医師、動物看護師、ドッグトレーナー、愛玩動物飼養管理士等ペットの専門家として、また、防災についても地域の人とペットのつながりを大切にそれぞれ活動してきました。そんな私たちがなぜペット防災のネットワークをつくることになったのか?

”ペットと私と防災”をテーマにおはなしします!

『ペットと私と防災』 斉郷 恵  



15歳のイヴ(右)と推定10歳(保護犬)のぷりん
トイプードル2頭を飼っています。
私は、広島県で生まれ育ち家には雑種や柴犬がいましたが、大学で上京して以来ずっと仕事や住居の関係でずっと大好きな犬を飼えないままでいました。
 15年前に世田谷区のペット可のマンションに住むことになり、やっと念願の犬との暮らしが実現しました。

その愛犬イヴが私の生活をすっかり変えてしまったのです。

 

それまで通り過ぎるだけだったまちの風景が様変わり。犬と散歩して発見する四季の変化や、すてきなお気に入りの場所。

さらに、犬を連れていると話しかけてくれる人の多く、お互いごく自然に挨拶をして

立ち止まってまちの情報交換したり

時には聞いてしまっていいのかしら?と思うような深いお話しもしてくださる方もいて

自分が住むまちの日常のすばらしさに気づいて、どんどんまちを好きになっていきました。 

愛犬を通して知り合った犬好きな人たち、また、逆に犬が苦手な人からの話も聞くこともあり、それで気づくことも多く、犬をきっかけにだれもが楽しめるまちをつくろう と

2013年に犬を愛する人のまちづくりとして「駒沢ドッグストリートプロジェクト」をたちあげ、世田谷区地域の絆事業としても活動してきました。

 


 “犬と遊ぶ・犬を知る+マナー”というモットーに賛同する方はだれでも参加できる飼い主のゆるやかなネットワークには「こまいぬクラブ」と名付け、毎月第3日曜日の「駒沢公園お散歩教習所」など愛犬とを開催しています。

 

ペット防災について真剣に考えるようになったのは、2011年に起きた311東日本大震災です。

「また戻ってくるからと周囲への遠慮で犬や猫を家に置き避難したままそれきり会えなくなった・・・」

「犬と共に津波から逃げ、やっと避難所までたどり着いたのに、犬は中に入れないと言われ外につないでいた犬がその後目の前で津波にのまれていった・・・」

現地での風景を見、被災した方のふりしぼるようなお話しを聞き
何があっても愛する犬たちは自分で守らなければという思いを強くしました。

 それから、地域の防災について関心を持つようになりましたが、ペット防災について、現実は犬や猫の飼い主さんが思っているよりまだまだずっとハードルが高いことも感じています。


 
こまいぬクラブでも、「ペット防災教室」を開催するようになり、この頃から浜田あゆりさん(ペット防災せたがやネットワーク代表)にも、飼い主の心構えや備えなど講師をお願いしていました。

また、世田谷区内では、ペット防災について関心を持ち取り組んでいる方、団体も多くあることも活動の中で知りました。

日頃お世話になっている動物病院の院長先生からも、世田谷区の獣医師会が保健所と連携し、地域のペット防災に取り組まれていることもお聞きしていました。

昨年の台風19号から1年がたちました。
その教訓をもとにまず私たちができることから、私たち飼い主がふだんからつながりを持って情報交換していくこともとても大事だと考えています。

「ペット防災せたがやネットワーク」が、点と点を結ぶ役割を果たし、大きなネットワークを築き、世田谷区全体のペット防災を進めていければと切に願って、情報発信に努めたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 





斉郷 恵  (理事)

駒沢ドッグストリートプロジェクト代表 

Swimmy One・Wan project 代表 

愛玩動物飼養管理士1級

2020年9月12日土曜日

『ペットと私と防災』Ⅳ

 ット防災せたがやネットワークの立ち上げメンバーの私たちは、世田谷区を主に、獣医師、動物看護師、ドッグトレーナー、愛玩動物飼養管理士等ペットの専門家として、また、防災についても地域の人とペットのつながりを大切にそれぞれ活動してきました。そんな私たちがなぜペット防災のネットワークをつくることになったのか?

”ペットと私と防災”をテーマにおはなしします!

『ペットと私と防災』 菊池ひとみ  

  

2019年、台風19号の影響で私の住む地域に避難情報が出されました。

幸い私の住居は上野毛駅近くの6階だったため、避難所へ向かう必要はありませんでした。しかしハザードマップで浸水エリアに指定されている地域は徒歩圏内の距離です。私も猫と暮らしているため地元避難所のペット避難について気になってしまい、自宅からほど近い尾山台の小・中学校・玉川小学校等の避難所に立ち寄ることにしました。

ペットを連れた方に多数お会いしましたが、現状は「ペットも避難」はとても叶いそうもない状況となっていました。 


雨風が強くなり、いよいよその時が来るかという時分のことでした。

入り口でペットは難しいと言われたという女性は、ご自身の自宅付近の浸水がすでに始まっていることがわかっていながらも、私に一言、「もう帰宅するしかないです」と中型犬と帰って行きました。

ほんの数時間だけ、この学校のどこでもいい、屋内でなくても、せめてここにさえいれば、万が一氾濫が起こっても人もペットも命だけは助かる。絶対に命だけは助かる。

諦めの悪い私は、避難所運営に関わっているだろうと思われる方々に手当たり次第「一時的にどうにか、どこでも良いのでお願いします。」と直談判しました。

そして、そう長い時間もかからなかったのですが、町会の方から
「では、スペースつくりましょう!」と許可をいただくことができ、屋外のスペース・屋内のスペースの2か所の許可をいただくということが叶いました。



台風19号多摩川氾濫の危機により、地元世田谷地域での避難所におけるペット避難の様を目の当たりにした結果、大きな学びがありました。 

それは、地域の「つながり」の大切さでした。 

地域防災に取り組む町会の方々、運営に関わっている様々なポジションで活動する方々の表情や落ち着いた対応等を目の当たりにし、避難所運営をまとめている様子や思いに実際に触れ、改めて感じ入りました。 

ある避難所では、すでにペットと一緒にいられるスペースがありました。 
ある避難所では、入口でペットは入れませんというアナウンス、ある避難所は当日現場で決定し、臨時でペット避難スペースを開設etc.
避難所運営はエリアごと違うのですから、納得がいきます。
そして、ペット防災について乗り越えるべき多くの課題もよく理解できました。

私は台風19号多摩川氾濫がきっかけで、防災士になることを決めました。 

そんな折、本ネットワーク代表の浜田氏・斉郷氏よりご連絡をいただきました。
そして本ネットワークでの活動に参加をさせていただく運びとなりました。

立ち上げたばかりの本ネットワークですが、まずは世田谷区全域に、都全体に、そしてもっと広く、この輪が広がっていくように活動して行きたいと存じます。

 




菊池 ひとみ (理事)

『世田谷 ねこ係』代表

防災士

ペットセーバーERT認定

RECOVER BLS&ALS修了

愛玩動物飼養管理士1級


2020年9月4日金曜日

『ペットと私と防災』Ⅲ

ット防災せたがやネットワークの立ち上げメンバーの私たちは、世田谷区を主に、獣医師、動物看護師、ドッグトレーナー、愛玩動物飼養管理士等ペットの専門家として、また、防災についても地域の人とペットのつながりを大切にそれぞれ活動してきました。そんな私たちがなぜペット防災のネットワークをつくることになったのか?
”ペットと私と防災”をテーマにおはなしします!

『ペットと私と防災』 長谷川 承 

  


「ペット防災世田谷ネットワーク」の立ち上げの経緯

アルマ動物病院の長谷川と申します。
ペット防災世田谷ネットワークの立ち上げに関わることができましたこと、大変喜ばしく思っています。
このネットワークが世田谷区の同行避難をはじめとする、ペット防災の発信源となるよう活動してまいります。皆様のご支援をお願い致します。

この場をお借りして、本ネットワーク立ち上げまでの経緯をご紹介致します。

世田谷区には、ご存じの通り90余りの小中学校が地震災害時避難場所として設定されています。

保健所の資料ではその多くの避難場所で同行避難が“可”となるものの、具体的なマニュアルはほとんど存在していないのが現状です。

 一昨年前上野毛まちづくりセンター“の浅枝様、金澤様から要請があり、同行避難についての話し合いをしました。

同地区には玉川小、中町小・玉川中の2箇所避難場所があるものの、同行避難についての取り決めは一切ありません。

 “とりあえず全くゼロの状態から同行避難を始めてみよう”ということになり、

まず

1.自治会への同行避難というものの周知

2.避難場所でのペット避難用地確保

3.ミッションボックス作成

4.ペット班の組み入れ

の4つをおこなうことにしました。

 

そして13については以下のように行いました。

1.  避難所運営訓練での同行避難についての講演。

2.  自治会、学校側との話し合いによるペットの避難場所の確保

  ミッションボックス作成

この3項目については3人でも行うことができましたが、

4.  ペット班の作成

では、既に自治会の方々はそれぞれ班分けされた役目を持っておられ、新規に募集するすべもありませんでした。
さらにペットを飼っている方を募集するのも時間がかかり、しかも永続性に乏しいなどの問題がありました。

そこで、「地域のペットコミュニティーの方にお願いするのはどうか?」

もし大丈夫であれば上記の問題も解決でき、しかも、コミュニティーでは以前から独自に防災の活動を行っているのを伺っていました。
まちづくりセンターとしても組み入れは可能とのことから、声をかけてはということになりました。

当院の患者様であり、ペットマッサージインストラクターとしてもご協力下さっている浜田様に、話をしたところ快諾を頂きました。
そして、上野毛地域防災活動のペット班として尽力をして下さると共に、ほかの地域にも同行避難の活動の輪を広げていけるようにとの趣旨で“ペット防災世田谷ネットワーク”を立ち上げることになりました。 

まだまだ上野毛地区の同行避難は始まったばかりですが、ゼロからでも何とかできるとの実感を持つことができました。
そしてのこ上野毛をモデルケースとして、世田谷区全体に同行避難の輪が広がっていくように“ペット防災世田谷ネットワーク”も活動していく所存です。
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます




長谷川承 (しのぐ)  (理事)

アルマ動物病院院長 

獣医師。

獣医師会でのペット防災活動を行うなかで、いろいろな方と出会い、今回このような活動に加われることを大変嬉しく思います。世田谷の人とペットの健康と防災に貢献できるよう、頑張って参りたいと思います。

2020年8月31日月曜日

『ペットと私と防災』Ⅱ

 ット防災せたがやネットワークの立ち上げメンバーの私たちは、世田谷区を主に、獣医師、動物看護師、ドッグトレーナー、愛玩動物飼養管理士等ペットの専門家として、また、防災についても地域の人とペットのつながりを大切にそれぞれ活動してきました。そんな私たちがなぜペット防災のネットワークをつくることになったのか?
”ペットと私と防災”をテーマにおはなしします!

『ペットと私と防災』 川原志津香 


防災について真面目に考えるきっかけになったのは、1995年1月の阪神淡路大震災でした。
当時京都の大学に在学中で一人暮らしをしていた私は大きな揺れに飛び起きました。
地震速報によると京都は震度5でした。

奈良に近い場所だったので、もしかすると震度4ぐらいだったのかもしれませんが、私にとってはこれまで体験した中で一番大きな揺れでした。

各地の震度がニュースで表示されていく中で、神戸の震度だけがいつまでも表示されず、地図には空白の場所がありました。神戸に住む母方の親戚の安否がなかなか確認できなくて不安だったことを覚えています。
タンスの下敷きになることをギリギリ免れ無事だった祖父母でしたが、被災後はライフラインが断たれ、エレベーターも止まってしまい、給水車が運んでくる水をマンションの6階まで運ぶのも大変でした。そんな祖父母に救援物資を持って行ったときに、私も災害の恐ろしさを目の当たりにしました。この頃実家にはトイプードルがいたので、もし実家が被災したら?とペット同伴避難についても初めて考えるようになりました。

災害はいつ起きるかわからないと言われても、なかなか自分には直接関係のないところの出来事のような気がして、避難所の確認、食料や水の備蓄といった災害への備えも「やらなくちゃね」のままでついつい後回しにしがちです。

でも、介護が必要な家族がいたら?小さな子供がいたら?ペットがいたら?

我が家には小学3年生の娘と、12歳の大型犬と6歳の中型犬がいます。大きな災害が起きたときに子供と犬たちを連れて素早く適切な行動が取れるためには、事前の備えがないとやはり不安です。


地域のネットワークを作り、情報収集をしておき、顔の見える関係を作っておくことで、いざというときには助け合うことができるようにしておきたい。・・・そんな思いから2018年に「深沢わんわんパトロール隊」を発足し、そのご縁でこの度「ペット防災せたがやネットワーク」のメンバーに入れて頂きました。
引退ギリギリまで隊長頑張ります。by愛犬 ヒューゴ隊長)

私は2004年から世田谷区にあるCan ! Do ! Pet Dog Schoolという犬のしつけ方教室に所属しています。
家庭犬のしつけは、生活の中で出会う様々な刺激を怖がらないように教えていく社会化や、プラスチック製のクレート(ハウス)の中で落ち着いて過ごすことができるように教えるなど、家に迎えたその日から少しずつ教えていけばどの子でもできるようになっていく項目がたくさんあります。

災害が起きたときにパニックになった犬を抱きかかえて移動することは困難を極めます。
でも普段から慣れている自分のハウスに入って移動したり、一時避難する場所でハウスで待機させれば、お互いのストレスも最小限に抑えることができます。
クレートなどの道具を揃える、犬のための備蓄をするといったハード面の備えも大事ですが、犬のしつけというソフト面の備えも日頃から重ねていきましょうと飼主様方には防災意識を持って頂くようにお話しています。

災害は起きないことが一番ですが、万が一のときのために、「ペット防災せたがやネットワーク」もフル活用して頂き、備えを万全にしていきましょう!





川原 志津香 (理事)
プロフィール:Can ! Do ! Pet Dog School専任家庭犬しつけインストラクター
米国プロフェッショナルドッグトレーナーCPDT-KSA認定
東京都動物愛護推進員
11年間の海外生活を経て、現在は日本の犬文化に根ざした家庭犬のしつけをライフワークにしています。
わんちゃんにもご家族にも笑顔が見られるようなしつけのお手伝いを目指しています。
また小学生の娘と犬2頭のママとして、地域の安全、防犯に関し多くの方とのつながりを大事にしたいと思っています。









『ペットと私と防災』Ⅰ

ット防災せたがやネットワークの立ち上げメンバーの私たちは、世田谷区を主に、獣医師、動物看護師、ドッグトレーナー、愛玩動物飼養管理士等ペットの専門家として、また、防災についても地域の人とペットのつながりを大切にそれぞれ活動してきました。そんな私たちがなぜペット防災のネットワークをつくることになったのか?
”ペットと私と防災”をテーマにおはなしします!

『ペットと私と防災』浜田あゆり 


ペット防災せたがやネットワークの代表をつとめる、Sweet Dogの浜田あゆりです。
我が家では、ミニチュアダックスフンドのチョコとクッキー、マルプーのココアと暮らしています🐶



関西大震災で親戚が被災してから、防災の準備は自分なりにしてきたつもりでした。
が、東日本大震災の時に、想像を超える現実を目の当たりにして、認識の甘さを痛感しました。

毎年どこかで想定外の…50年に1度の…という災害が起きています。
また、関東に直下型地震が起こるとも言われています。
2019年の台風19号では、多摩川が氾濫し、玉川地区の避難場所は大混乱となりました。
この時、ペット同行避難をしても、同伴避難できないと避難所に入る事ができなかった人達は少なくありません。

どうしてペットがいたら避難所に入れないのか?
アレルギー、鳴き声、臭い…

問題点はわかります。でも、だからといって危険な目にあったり、命を落とすような事があってはいけません。

それなら、ペットが入れる避難所を作っていけばいい。

でも、これを実現させるためには、世田谷保健所、まちづくりセンター、世田谷獣医師会、そして何よりも地域、町会の方々との連携と協力が必要不可です。

いつ起きてもおかしくなく災害に備えて、自分の命を守るため、愛する者の命を守るため、悲しい思いをする事がないように、できる事をしていこう!


そして、今年やっと、仲間と一緒にペット防災せたがやネットワークを立ち上げ、世田谷区地域の絆プロジェクトに申請しました。

災害時に避難所に行く事が全てではありません。

でも、行かざるを得ない時があるかもしれない。

そんな時に不安な思いしないように、そして冷静に行動がとれるように、ネットワークをつくり、ペットと安心して過ごせる地域づくりをしていきたいと思っています。



今年は新型コロナウイルスの影響で
新しい生活様式というものを経験しています。

毎年行なっている避難訓練も各地で中止となっています。

ペット防災せたがやネットワークでは、今できる事として、ペット防災についての知識やアイデア、アドバイスなどを発信していきます。






浜田 あゆり(代表理事)
プロフィール:Sweet Dog 愛犬のお家ケアとして、犬のマッサージやワンコフィットネスを行っています。犬と人が一緒に何かをする、一緒にいられる事が自然と受け入れられるような地域作りをめざしています。